SNSは、使い方次第で我が身を助ける強力なツールになる! パワハラから逃れ退職したイチ会社員が武器にしたTwitterの使い方

SNSは、使い方次第で我が身を助ける強力なツールになる! パワハラから逃れ退職したイチ会社員が武器にしたTwitterの使い方




こんにちは、あり紗です。

今回の記事はSNSに投稿していたことが後々助けになったことを書きたいと思います。

社会人として、SNSとどう向き合うかというのは大変重要な問題です。

公開範囲を制限している、あるいは鍵をかけているからといって、完全なプライベート空間にはなりません。

どんなに気をつけていても、ふとしたスキが大惨事につながりかねないのが SNS の怖いところ。

そんなわけで、どんなふうにSNSを活用するかという事は、負の側面から語られがちです。

しかし、頻繁に使っていたことで、後々役に立ったことがあったのでシェアをしたいと思います。





大モメした退職交渉。代理人(一般合同労働組合)を立てたら、代理人から求められたもの



パワハラを受けて退職をしたことがあります。

指導と称した執拗な嫌がらせや長時間労働が続き、最終的には心身を壊し、家から一歩も出られない状況になりました。

そのまま退職届を会社に送って会社に行かなくなるのも可能だったのかもしれませんが、様々な私物がデスクにおきっぱなしになっていたり、

年金手帳や健康保険の手続き、給与の受け取りなどがあり、会社との交渉がどうしても必要でした。

そんなわけで、代理人を立て様々な交渉をすることにしたのですが、そうなってくると少なくともこちら側の言い分を代理人には伝えなければいけません。

残業代が一切払われていなかったこともある程度の交渉材料になる可能性が高かったため、出退勤時間などの記録があれば有利になると代理人の方から言われました。

思い出せる範囲でいいので教えてほしいとのこと。

もちろん働いている時はそんなデータが必要になるとは考えていません。

シフト制でもなかったので、漠然としか覚えていません。

というわけで泣き寝入りするしかないのか…と絶望感が襲ってきたとき、ふと思い出したのが、愚痴がてら毎日投稿していたTwitterでした。


Twitter に勤務実態の記録をフェイクを交えてツイートしていたことで、後々その情報をもとに詳細な記録を作成できた



その職場に勤めたのは1年程度。通勤は電車でした。

その通勤中、鍵付きのTwitter (今使っているアカウントとは別です)で、退勤したら「退勤した~」と投稿していました。

それだけではなく、個人や職場が特定されないようフェイクを盛り込んで、その日起きたパワハラを綴っていました。(※フェイクとは言っても、自分で読めばわかるようにしてありました。)

この日々の投稿が功を奏しました。

まず行ったのは、Twitterのデータを一括ダウンロードをして一年間の詳細な行動を確認しました。

いつも退勤の投稿をしていたのは職場の最寄り駅についてすぐ。

Twitter の投稿のタイムスタンプの時刻からマイナス10分(職場から駅までの所要時間)すれば実際に退勤した時刻が判明します。

また、日々綴られていたパワハラについても、日時を含めて文書化することができました。



Twitterの投稿から勤務実態があきらかに。その結果起きたこと


正直言って、自分が書いた文章が何らかの役に立つなどとは一切思っていませんでした。

代理人の方には伝えなければ、と書いた文書でしたが、結局その文書を根拠に代理人の方が会社に交渉に入ったところ、

経営陣が全く把握していなかったような実態がそこにあると認識されたようです。

結果的に退職という形にはなりましたが、残業代の支払いだけでなく、最も欲しかった謝罪の言葉もいただくことができました。


ということで、今回の記事のまとめ


ということで、今回の記事では私が実際に退職交渉を代理人の方に依頼する際、元データをどのように 活用したかというお話でした。

もし今パワハラやセクハラに苦しんでおられるのでしたら、逃げる体力があるうちに真っ先に逃げることをお勧めします。

それでも、もう逃げる体力すら残っていない場合、とにかく Twitter でも Facebook でも何でもいいので日々の辛さを記録してみてください。

どうにか代理人の方(弁護士や一般合同労働組合)に伝えられるものが残る可能性が非常に高いです。

どうか苦しんでおられる方が少しでも助けになりますように。

そして、次こそ素晴らしい職場に巡り会えるようにと願っております。







記事一覧

もうひとつオマケにいかがですか? 「ご飯の用意ができました」記事一覧ページはこちらからどうぞ♬