こんにちは、あり紗です。
以前の投稿でシンプルノートとiPhone純正の音声入力を組み合わせて音声入力をしている話を書きましたが、(参考:高速同期メモSimplenote×iPhone音声入力で、家中歩き回りながら音声入力すると捗る話)
相変わらず音声入力を愛用しています。
音声入力を使い始めた当初は考えるスピードがしゃべるスピードに追いつかなかったり、推敲に時間がかかりすぎていたのですが、
今ではすっかり慣れて、 キーボードで文章を作成する方が億劫に感じてしまうほどです。
今回の記事では、音声入力がキーボードタイピングに取って代わってしまった私が使っている音声入力のご紹介と、音声入力をする時のコツをシェアします。
今のところの音声入力の最適解
使っている音声入力は Google ドキュメントの音声入力と iPhone の Siri
今使っているのは、 Google ドキュメントの音声入力と、 iPhone の Siri です。
どちらも十分実用に耐える認識精度であり、かつどちらもそれぞれ少々クセがあるので、シーンに応じて使い分けています。
Googleドキュメントの音声入力 ~ ブログなど、長い文章の下書きに大活躍!
Google ドキュメントがその実力を思い切り発揮するのが、後から推敲が必要になるような長い文章を作成するとき。
基本的に Google 音声入力は、話し続ける限りどんどん認識してくれます。
しかも認識率がかなり高く、ありえない漢字変換をしたとしても、前後の文章から類推して自動で直してくれます。
音声入力をする時はアナウンサーのようにゆっくりはっきりとした発話が必要になるというのが多くの場で言われていることなのですが、
私の作業環境の場合、使っている PC( MSI ノートパソコン) の性能がいいのか、もぞもぞと口元で喋るようなことをしてもノートパソコンのマイクが拾ってくれます。
夜間に入力をするときも大声を張り上げなくていいのがいいところ。
音声入力に割り当てられているショートカットキー( Ctrl + Shift + S )もあり、とにかくサクサクと入力できます。
もちろんいいところばかりではなく問題もあります。
残念ながら Google の音声入力は Google ドキュメント専門。
色々と裏技を駆使すると Google ドキュメント以外のソフトでも Google 音声入力じたいは使えますが、
Google ドキュメントで Google 音声入力を使うほどの快適さを実現するのは今のところ不可能です。
Google ドキュメント自体の問題もあります。
なぜか Google ドキュメントを長く立ち上げていると突然半角英数字のみしか記入できなくなります。
そういう時はF5でWeb ページを更新し、もう一度音声入力コマンドを立ち上げる必要があるのですが、やっぱりちょっと文章作成のリズムが崩れてムムム…となります。
またこれが困るんですが、句読点や改行の音声コマンドがありません。
英語などいくつかの言語では対応しているようですが、残念ながら日本語は今のところありません。
今後に期待はしているものの、日本での音声入力の普及状況を考えるにしばらく Google が対応することはなさそうな感じ。
ただし、ありがたいことに音声入力をしながら同時にキーボードで文字入力ができるので、
Google ドキュメントの画面をにらめっこしながらたまに句読点や改行などを指先で入力している状況です。
SNS の投稿や、 LINE などは iPhone の音声入力(Siri)
iPhone を使っている時は基本的にはほとんど Siri を使います。
Siri の音声入力は最大で40秒。
制限時間があるので、考えながら入力をするというよりは、既にある程度頭の中で固まっている文章をさっさと入力するのに向いています。
句読点や 改行、()や♪、! などの記号も音声のまま入力ができるので、指を使わないで入力ができるのも、人によってはありがたく感じるところではないでしょうか。
また、なんといっても音声入力をするソフトを一切選ばないのはありがたいところです。
LINE やメッセンジャー、 Facebook やTwitter でもなんでも使えます。
というわけで iPhone で短い文章を作成するときは Siri一択なのですが、 ここでもまだ問題があって、音声入力をするためのマイクボタンが小さすぎるのがツライ。
押し間違えることをほとんどないんですが、いちいち手元を見て確認しなければいけないのはあまりいい気持ちになりません。
Apple にも要望メールを出してみましたが、まあ対応しないだろうなと思います。
むしろマイクボタンが邪魔すぎるので消し方を教えてくれなんて質問がたくさん出ていますし。
ちなみに、私は Siri での句読点入力音声コマンドは使いません。
Google 音声入力でできないことは基本的に使わないようにしています。
音声入力という環境で、デバイスによってやっていることが変わってしまうのはしんどいので、最初から不便なほうに合わせています。
iPhone でもGoogle が出しているGboardと言うアプリを使って Google のデータを使う音声入力をすることは出来るのですが、
とにかく Google ドキュメントでの音声入力と違って対応時間がひどく短く、ワンセンテンスどころか単語ひとつで認識をストップしてしまったり、
音声入力をする時にいちいち入力画面が見えなくなって Google キーボードの画面に遷移するのがとてもストレスなのでやめています。
音声入力をするコツ
色々と愚痴っぽいことを書きましたが、やっぱりなんだかんだ言ってもキーボードで入力するよりもずっと簡単です。
キーボードで入力する方が短い時間で文章を仕上げられる、という声もちらほら聞くのですが、
私自身の実感としては、キーボードタイピングを覚え始めた頃の文章作成速度に比べたら、音声入力を使い始めた今の方がずっと早く文章をかけています。
結局は慣れの問題で、すぐに実用に耐えるようなちゃんとした文章を書けるようになるのかなと思います。
とはいえ今の段階ではまだまだ入力したらすぐに人様に見せられるような代物ではないので、いくつか気をつけながら文章を作成しています。
Google ドキュメントで Google 音声入力の場合
まずは、認識速度の速さ、正確さを十二分に活かすために、とにかく思いついたままにバーッと喋ってしまいます。
文章の推敲自体は、 書きたいことが画面上にすべて並んでから、削除したり段落を入れ替えたりして行います。
キーボードタイピングで文章を作成しているときは、文章が出来上がったそばから前後を直していましたが、
入力と推敲を2段階に分けることで書きやすくしています。
iPhone の Siri を使う場合
あまり長くない文章を入力するという前提なので、小難しいことを考えず誰かに喋っている感じでそのまま入れてしまいます。
しゃべったものがどんどん入力画面に表示されていくので、その場でもし直したいことがあればささっと修正し、送信。
音声入力をするメリット(デメリット??)
ずっと自慢だったのですが、私のローマ字タイピングは相当早い方です。
そんな私ですが、音声入力に慣れてしまったらあれだけ早かったキーボード入力が面倒臭くてたまりません。
おかげで音声入力がしにくい環境で文字を入力しなければいけない時はもどかしくてたまりません。
まあちょっと良かったかなと思うのは、肩こりがだいぶなくなったこと。
キーボードどころかマウスもほとんど触らなくなったので、体にダイレクトに効いているようです。
音声入力の今後の可能性
20年ほど前から様々な音声入力ツールが出てきては実用に耐えず消えていく、という歴史を積み重ねてきていますが、
今の Google 音声入力や Siri はキーボード並みに使えます。
現在の音声入力システムがもっと便利になっていくのだとしたら、今後は音声入力が主流になっていくのでは? と、割と本気で思っています。
今のところ、これだけ音声入力音声入力と言っている私ですらカフェなので音声入力をする時は相当気を使い、
ともすれば恥ずかしいという気持ちから逃れることができていないのですが、
音声入力をしていくのが当然という文化になっていけば、携帯電話で外でしゃべっている人のように、
人目があるところでも音声入力をすることが珍しいことではなくなっていくだろうと、期待を込めて思っています。
私の作業環境
最後に、私の作業環境について。
使っているノートパソコンはMSIゲーミングノート GL62M-7REX-1857JP/Windows10/第7世代Corei7/15.6インチFHD/16GB/128GBSSD+1TBHDD/GTX1050Ti4GB
音声入力するなら、最高レベルのPCが必要だ!!! と思い込んで購入してしまった、オーバースペック気味のPC。
あまりの快適さに泣けてきます。
このノートPCを、ノートパソコンスタンド 折り畳み式に乗せて使っています。
なんちゃってスタンディングデスク and 座っているときも目線を高く保てるようにしています。超便利。
今回の記事のまとめ
音声入力をする際は、デバイスによって Google 音声入力と iPhone の Siri を使い分けるのが◎
今後益々音声入力は進化していくはずなので、追いついていけるよう頑張ります
今回の記事も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よき音声入力ライフをお送りください♬
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