【スワドルアップ体験記】賛否両論あるからこそ伝えたいこと

【スワドルアップ体験記】賛否両論あるからこそ伝えたいこと

赤ちゃんの入眠を助け、穏やかな睡眠を与えてくれる至高のグッズ、奇跡のおくるみ「スワドルアップ」

修正生後2週間から寝返りができるようになるまで愛用しました。

この記事では、おくるみ型スリーパー「スワドルアップ」の実際の体験談と、賛否両論のあるベビーグッズを使う際の私の考え方についてお伝えします。

寝られなくて気が狂いそうな新生児期

早産で超低体重で生まれた息子は、出産予定日の頃無事に退院しました。

退院の喜びは言葉では言い表せないほどの幸せでしたが、それはそれとして、泣きまくる息子に途方にくれました。

寝床が変わった、空気感が変わった、気温が変わった、いつも聞こえていた音が聞こえなくなった、単純に赤ちゃんは泣くものだ…などなど、理由はわかりませんが、とにかく泣く息子。

「3時間おきの授乳」とは授乳の間3時間眠れるものだと思っていた私にとって、泣き続けて次の授乳タイムを迎える日々には文字通り目を回しました。

特に夜は辛い。もともと徹夜をしない・できない私にとってはまさに拷問でした。辛いだけではなく、手元がおぼつかなくなって赤ちゃんを落とすのではという恐怖感もたまりません。

早起きの夫に朝4時から7時ほどまで見ていてもらってなんとか寝る…という日が続きました。

妊娠中に調べ、どうしようか迷っていたスワドルアップを思い出し、朦朧とする頭で注文をして、届いたのは退院から1週間たってからのことでした。

スワドルアップで寝た息子! 初めて使った時の様子

結論から言うと、スワドルアップのおかげで息子は落ち着いてよく眠れるようになりました。

初めてスワドルアップSに入れてジッパーを上げた夜、息子は泣きながらジタバタと手を動かしていました。体感では2時間ほどジタバタしていたように思いましたが、実際にスッと眠ったのはスワドルアップに入れて15分ほどしてから。

安心しきった寝顔に力が抜け、そのまま気絶するように眠った私が次に目覚めたのは3時間後でした。

目覚めて泣いた後、ミルクを飲んで、げっぷをして、スワドルアップに包まれて、また15分。すうーっと寝入ってくれた息子を見た後、私は気絶。そしてまた3時間後、といった形でリズムができました。

スワドルアップのその後

スワドルアップで上手に眠れるようになった息子は、修正月齢3か月の頃には12時間連続で眠ってくれるようになりました。

昼と夜の区別がつくようにと日中は脱がせていたためか、夜にスワドルアップに入れられると大人しく寝るように。S、M、と順調にサイズアップしていきました。

結局、寝返りができるようになったのを期に卒業するまで、約5か月ほど毎日お世話になりました。

ちなみに寝返りをしそうになった時に、腕部分の取り外しができるLサイズも導入しましたが、あっという間に寝返りをしてしまったためほとんど使いませんでした。

卒業のステップがうまく踏めなかったせいで、スワドルアップなしで眠りにつく練習ができず少し右往左往しましたが、なにはともあれ出産後のボロボロの体と緊張の連続な精神を休められたスワドルアップには感謝しかありません。

スワドルアップを使うと決めた理由

妊娠中にスワドルアップを知ったとき、使うかどうかを即断できなかった理由がいくつかあります。

その中で最も懸念したのは「発育性股関節形成不全」。おくるみで長時間体を固定することにより、股関節が脱臼しやすくなり、その後の発達に影響を与え、何度も手術が必要に…という怖い文言が並びます。

権威がありそうな医師たちが並ぶ記事、SNS投稿を前に、悩みました。悩んだまま答えがでず、出産した、というのが本当のところです。

大丈夫という記事を探し当てたり、スワドルアップは足の部分が比較的自由に動かせてM字型にもなるから大丈夫、と自分を納得させたり、でもやっぱり心配…と堂々巡りを繰り返しました。

家事育児に専念するために専業主婦を選んだ自分と、それを理解してくれた周囲。それなのに「ラク」をしていいの? でも、何よりも大切な我が子を、自分の睡眠不足で危険に晒すかもしれない恐怖感は消えませんでした。

結局、奇跡のおくるみ「スワドルアップ」ならば足が自由に動かせる、寝ているときに足を自然にM字にできる、というのを確認して導入に踏み切りました。

幸い、現在2歳を超えた息子には心配していた股関節の影響はありません。追いかけるのが大変なくらい元気に走り回っています。

また、つかまり立ちは修正月齢8か月、立ったのは修正月齢9か月の頃で、一般的な速度での成長でした。

スワドルアップを検討中の方に伝えたいこと~使うなら他人に言わない、SNSにも上げない~

スワドルアップを使うか使わないか、それは赤ちゃんを育てている保護者の方に委ねられるべきことだと思います。

しかし、残念ながら「老婆心ながら」と言いながら、使うべきではない、かわいそう、股関節に悪い…とコメントしてくる無責任な他人がたくさんいます。

私自身、自分が発信したわけでもないのに、スワドルアップ利用者の投稿につく心無いコメント、善意のふりをした決めつけのコメントをたくさん目にして胸が痛みました。

でも、赤ちゃんを安全に育てるためには、保護者の心身の状態はとても大切だと思います。

他人からの批判を受けて心が傷つくかもしれないベビーグッズについては、使っている間はできるだけ知られないようにした方が良いのではと考えています。

私自身、こうして発信する勇気が持てたのは息子が無事に成長しているから、というのが大きいです。

どうか心と体をお大事に…



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。







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