電動パン切りナイフは「使える」の? 生肉を切ってみた! 使用感レポート

電動パン切りナイフは「使える」の? 生肉を切ってみた! 使用感レポート

BLACK+DECKER 電動ブレッド&マルチナイフ パンきり包丁 EK700

今回の記事は、電動パン切りナイフを使ってわかったメリット・デメリットをご紹介します。





電動パン切りナイフでシフォンケーキを切りたかった




 Amazonで購入

電動パン切りナイフの存在を知ったのは今年の初めごろ。

ちょうどその頃、シフォンケーキをなんとかきれいに作りたくて、悪戦苦闘していました。

当時の私のシフォンケーキはそれはもう惨憺たるもの。

膨らまないし、プレーンなのにマーブル状になるし、大きな穴は空くし。

まあシフォンケーキなんて卵と小麦粉と砂糖と油なので、それでもなんとか食べられるのですが、包丁でカットするとくちゃっと潰れてしまいます。ああ悲しい。

そんなとき、ものすごくきれいな断面のシフォンケーキをネットで見かけました。

生地のきめ細やかさより、とにかくきちんとした四角形が保たれた断面だったのです。

コメント欄を追いかけてみると、どうやら電動パン切りナイフで切った様子。


電動パン切りナイフはパンだけではなく肉も野菜もなんでも切れる



それまで電動ナイフと言う発想が全くなかったので、なるほど上手にシフォンケーキが作れるようになると切り口にもこだわる余裕ができるんだなーいいなー、と思ってその時は終了でした。

ところが、なんとなーく電動ナイフの情報をYouTubeや各種ブログでチェックしていると、肉でも野菜でも何でも便利にカットする様子がたくさん出てきます。

しかもあまり力も入らないらしい。

絶賛肩こり中の私にはものすごく響く。

これはちょっと欲しいかも…。


ポチる前の悩みポイント


・高いのはヤダ(使えなかったらもったいなさすぎる)
・力がいらないってホントなの?(制御しきれなかったら大惨事)
・手入れはめんどくさくないのかな(だってズボラだもの)

調べてみると、一番安いもので3,000円程度。

宣伝文句は、「高速二枚刃、簡単お手入れ。」

動画を見る限り、華奢な女性も使いこなしている…

きっと、きっと、大丈夫。ポチ。


ということで、電動パン切りナイフを買ってみた


届いてすぐに思った事は、

「デカッ」
「え、刃がペラッペラなんだけど…」

しまった、安物買いをしてしまったか、と一瞬の後悔を経て、ためしに装着してみました。

ヴィーーーーンと言う派手な音とともに、ビリビリとしびれるような衝撃が伝わります。

うわーこれほんとに大丈夫? と思いながら、型から外したばかりのシフォンケーキに刃を当ててみると…

するするっとシフォンケーキに刃が吸い込まれていきました。

なにこれなにこれ!?

はやる気持ちを抑えながらシフォンケーキを開けてみると…

そこにはものすごくきれいな断面が!!

大きく開いた気泡までバッチリそのままの形で!! (気泡は潰れてもいいのよ!!)


生肉も切れたけど、予想外の問題。脂が刃にべっとり!


すっかり気をよくして、次は生のブロック肉にトライ。

動画によるとかなり薄く切れるとの触れ込みだったので、期待に胸を膨らませて刃を当ててみました。

が…。

確かに、力はそんなに入りません。

割合薄めにも切れました。

しかし、予想外の問題が…。

ブロック肉や肩ロース等を切ると、脂が刃にべっとりついてしまい、なかなかサクサクとは切れません。

でも、包丁よりは美しく切れる。悩ましい。

赤身のお肉とか、火を通してある塊肉ならするりと行けるのですが…これはちょっと気をつけないといけません。


電動パン切りナイフの使用感とお手入れ雑感


乾いている柔らかいもの(ケーキとか、パンとか)には最適です。

何より断面が潰れないし、切り始めの上部がぐちゃぐちゃになることはまずありません。

ホームベーカリーで焼いたパンもさまさずにそのまま切ることができるので楽々です。

よっぽど脂でベタベタにしない限りは、刃を中性洗剤とスポンジで洗ってしまえばokです。

食洗機には入れていません。

いかんせん刃が薄いので、温度で歪んでしまいそうで…。

本体部分ですが、音の割に具材が飛び散らないので、ちょっとアルコールティッシュで拭けばいいかな、という感じ。


結局、オススメ?


ケーキやパンなどふわふわしたものを作る人には最適です。

プロがカットしたの!? と見紛うほどの仕上がりになるので、とても気持ちいい。

お肉は…うーん、よく研いだ包丁のほうが手間がかからないかもしれません。

ブロック肉を薄めに(5mmくらいなら簡単に切れます)切りたい方には向いていると思います。

一方で、安全装置が若干不安です。

簡単に安全装置が外れてしまいそうで、自分以外がキッチンに入ってくる前提だとちょっと怖いかもしれません。

今のところ、常にキッチンで活躍するスタメンと言うよりは、気合を入れてお菓子を作りたいときに活躍する感じ。

価格が見たところ3,000円程度なので、お菓子作りをする人には買いかな?

お肉の切り方に関してはまだ私も試行錯誤しているところです。


紹介した電動パン切りナイフはこちら


今回私がご紹介したのは、BLACK+DECKER 電動ブレッド&マルチナイフ パンきり包丁 EK700 。

値段はもともとは1万円ほどの商品なのですが、今は3000円前後と、ちょっとチャレンジしてみるのにちょうどよい価格帯ということもあり、

入門機としては最適なナイフです。




 Amazonで購入


以上、電動パン切りナイフのご紹介でした。



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